ドリコム、2017年3月期は増収増益で黒字転換。「ダビマス」を中心とするIPタイトルが業績を牽引

【決算概要】

 株式会社ドリコム<3793>が5月10日に発表した2017年3月期 (2016年4月~2017年3月)決算は、最終損益8億1400万円(前年同期は5億3700万円の赤字)と大きく増益となり黒字転換。売上高は83億8800万円(前年同期比28.4%増)、営業損益は9億3200万円(前年同期は2億600万円の赤字)と増収増益となった。
(出典)株式会社ドリコム 2017年3月期 決算説明資料 p4

【事業状況】

 同社の事業セグメントは、大きく分けると「コンテンツサービス」と「広告メディアサービス」からなる。

<コンテンツサービス>
 コンテンツサービスでは、主に「ダービスタリオン マスターズ(以下、ダビマス)」等のソーシャルゲームの開発・運用を手がける。

 2016年11月にリリースしたタイトル「ダビマス」が、着実なユーザーの増加と定着により収益に大きく貢献した。加えて「ONE PIECEトレジャークルーズ」及び「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」といった既存IPタイトルの2周年記念イベントが盛況だったほか、海外の配信地域拡大によりユーザーが順調に増加し、安定的に収益へ寄与した。その結果、売上高72億8500万円(前年同期比25.1%増)、営業損益11億6500万円(同262.7%増)と大幅な増収増益となった。

<広告メディアサービス>
 広告メディアサービスでは、リワード広告「HeatAppReward」や動画広告アドネットワーク「DreeVee」といった広告ソリューションのほか、無料ミュージックアプリ「DropMusic」などのメディアの運用を手がける。

 広告領域においては、第2四半期に動画リワード広告「poncan」を刷新し、新たに「DreeVee」としてサービスを開始した。動画掲載方法の多様化により、さらに多くの業種へのサービス提供が可能になったことで、新たな顧客開拓に注力した。
 メディア領域においては、「DropMusic」のほか、将来の主力事業とすることを目指した新規サービスの開発に取り組んだ。
 ただし、両領域とも事業開発段階にあるため、売上高11億4000万円(前年同期比30.6%増)、営業損益2億2400万円の赤字(前年同期は4億9000万円の赤字)となった。
(出典)株式会社ドリコム 2017年3月期 決算説明資料 p6

【見通し】

 2018年3月期は、新規IPゲームアプリを6~7タイトルリリースすることで、常時10本のIPタイトル運用を目指す。直近では、開発チームの拡大と積極的な採用活動を継続するとともに、外部パートナーと協力し、新規タイトル開発体制の質と量の拡大を図る。

 コンテンツサービスにおいては、「ダビマス」の潜在ユーザー層である競馬ファンを獲得するため、第1四半期に広告宣伝費として約3.5億円の投下を見込む。
 また、広告メディアサービスにおいては、IP戦略の更なる進展のため、社内リソースを好調なコンテンツサービスへ集約し、既存広告サービスの段階的な規模縮小を想定する。
 2018年3月期第1四半期では、売上高27億5000万円(2017年3月期第4四半期比1.4%増)、営業損益1億円の赤字(2017年3月期第4四半期は4億1600万円)を予想する。
(出典)株式会社ドリコム 2017年3月期 決算説明資料 p17


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