アクセルマーク、ゲーム事業は既存タイトルの不調と新作の先行投資にて減収減益 広告事業は堅調に推移

【決算概要】

 アクセルマーク株式会社は8月1日に2017年9月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期の連結業績(2016年10月1日~2017年6月30日)は累計で、売上高25億8,700万円(前年同期比14.6%増)、営業損益は2億100万円の赤字(前年同期は1,000万円の黒字)、経常損益は2億700万円の赤字(同500万円の黒字)、最終損益は2億1,500万円の赤字(同1,100万円の赤字)となった。

(出典)2017年9月期第3四半期 決算説明会資料 p3

【事業状況】

モバイルゲーム事業

 モバイルゲーム事業では、スマートフォン向けオリジナルゲーム『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』が4月に1周年を迎え、周年記念イベント等の施策を実施。また、同時にDMM GAMESプラットフォームでPC版の提供を開始した。さらに、6月に海外版を香港・台湾・マカオで正式にリリースした。しかし、各種施策が見込みを下回り、PC版・海外版のリリースも予定より遅れたことが響き、前年同期比では減収減益となった。

(出典)2017年9月期第3四半期 決算説明会資料 p6

 なお、現在開発中のタイトルについては費用が先行して発生している。

(出典)2017年9月期第3四半期 決算説明会資料 p15

 以上の結果、モバイルゲーム事業のセグメント売上高は14億2,219万円(前年同期比37.6%増)、セグメント損失は5,066万円(前年同期は1億1,584万円の利益)となった。

広告事業

 広告事業では、スマートフォン向けアドネットワークサービス「ADroute」において、インフィード広告等の機能追加、リターゲティング広告の機能向上に注力した結果、売上高が伸長。加えて、トレーディングデスクサービスも新規に展開を始めた。

 広告事業のセグメント売上高は11億6,247万円(前年同期比17.9%増)、セグメント利益は3,868万円(前年同期比73.0%増)となり、年度末の広告需要期を過ぎたことから前四半期比では減収減益だが、前年同期比ではプラスとなっている。

既存周辺領域事業

 イベント衣装、ステージ衣装などを受注制作・販売を行う法人向け衣装製作サイト「coscrea(コスクレア)」では、公式ライセンスグッズの販売を開始した。

【見通し】

 2017年9月通期の業績予測は、売上高33億3,200万円(前年同期比4.1%増)、営業損益2億6,700万円の赤字(前年同期は3億7,700万円の営業損失)、経常利益2億8,500万円の赤字(前年同期は3億8,500万円の経常損失)、最終損益2億9,400万円(前年同期は4億5,800万円の純損失)を見込んでいる。

(出典)2017年9月期第3四半期 決算説明会資料 p19

 第4四半期では、同社子会社のアクセルゲームスタジオが開発を担当したスマートフォン向け新タイトル『ディアホライゾン』(配信はスクウェア・エニックス)がサービス開始予定となっている。既に7月28日より事前登録が始まっており、本作をヒットタイトルに育て上げることが課題。そのほか、人気漫画『幽☆遊☆白書』を題材としたゲームアプリ(配信はKLab)、新作『終幕彼女』の2タイトルが要素の作り込みとなるβ開発に進んでいる。

(出典)2017年9月期第3四半期 決算説明会資料 p27

 一方、既存タイトルでは『天空のレギオン』『反逆のシエルアーク』を第4四半期中にサービスを終了することを決定した。(ユーザーには既に告知済み)

 広告事業では、引き続き「ADroute」の機能改善・強化を行うと共に、トレーディングデスクの拡販に注力し、来期以降の収益化を目指すという。

 費用面においては、開発中のタイトルや既存周辺領域事業への先行投資を続けるとしている。


【関連リンク】

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

IR