ボルテージ、2018年6月期の業績予想は売上高100億円(前期比13.4%増) コアユーザー向けタイトルを強化

【決算概要】

 株式会社ボルテージは8月14日に2017年6月期の連結決算を発表した。通期(2016年7月1日~2017年6月30日)の実績は、売上高88億2,000万円(前期比21.4%減)、営業利益1億4,100万円(同73.4%減)、経常利益1億5,800万円(同67.5%減)、純利益は2,400万円(同88.5%減)となり、大幅な減収減益に終わった。

(出典)2017年6月期 決算説明会資料 p3

 

【事業状況】

 ボルテージでは、同社が展開している女性向けタイトルの一群「恋愛ドラマアプリ」のうち、基本プレイ無料のアイテム課金制コンテンツ「F2Pシリーズ」と、ストーリーを個別に購入する「P2Pシリーズ」を、「基幹シリーズ」と位置付けている。基幹シリーズは売上全体の約70%を占めていたが、今期は低迷が続いたため、基幹シリーズによる売上は前期比27.6%減の63億5,034万円に留まった。

(出典)2017年6月期 決算説明会資料 p5

 「新シリーズ」と呼ばれる基幹シリーズから派生したタイトルの一群も不調に終わった。プレイヤーがキャラクターの嘘を推理していく「シークドラマシリーズ」や、北米市場向けに「恋愛ドラマアプリ」をローカライズした「L1ONシリーズ」が伸び悩み、新シリーズによる売上は前期比22.6%減の17億6,410万円となった。

 一方、北米向けオリジナルコンテンツ「P2P DRAGONシリーズ」、「F2P US REALシリーズ」、「男性向けサスペンスシリーズ」、「パズルアクションゲームシリーズ」といった、従来とは異なるターゲット層に向けた実験的なタイトルが拡大し、実験作による売上高は7億591万円(前期比319.6%増)となった。

 コスト面では広告宣伝費を中心に抑制、経費を26%圧縮したが、売上の減少を補填するには至らなかった。また、大規模な組織改革を行ったが、業績への寄与は2018年6月期以降となるとしている。

(出典)2017年6月期 決算説明会資料 p6

 

【見通し】

 2018年6月期の業績予想は、売上高100億円(前期比13.4%増)、営業利益3億円(同112.5%増)、経常利益3億円(同89%増)、当期純利益1億9,000万円(同684.1%増)を見込んでいる。

 今後は、これまでメインターゲットとしていたカジュアル層から、毎月の課金額が1万円以上のコア層、およびカジュアルユーザーとコアユーザーの中間にあたる「カジュコア層」に向けた展開に方針を転換し、積極的な施策を行っていくことを明らかにした。既に、コアユーザー向けタイトルとして『アニドルカラーズ』が9月7日にリリースされ、その動向に注目が集まっている。

(出典)2017年6月期 決算説明会資料 p13

(出典)2017年6月期 決算説明会資料 p17


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