東京ゲームショウ2017の初日となる2017年9月21日、DMM GAMESブース特設ステージにて、パネルディスカッション「アプリパブリッシャーだからこそ見えるPC市場」が開催されました。
当日は、シリコンスタジオ・執行役員の河原典昭氏、オルトプラス・ゲーム事業本部長北村紀佳氏、フォワードワークス・エグゼクティブディレクターの川口智基氏、Sincetimes日本法人・取締役の森昭生氏が登壇し、PCゲームへの展開に至った経緯や開発・運営の話など、PC市場についてディスカッションが行われました。なお、モデレーターはAppLovinの坂本達夫氏が担当。
本稿では、パネルディスカッションの模様について、レポートしていきます。
メディアミックスに強いPCプラットフォーム
最初のテーマは、PCのプラットフォームを選択した理由について。
河原氏は「PCでゲームをプレイするユーザーは継続率が高く、課金率も高い」と分析。スマホ版のデバッグもPCで行っているため、PC用のゲームを作ることに対してのハードルが高くないことも強調しました。
中国圏ビジネスを経験している森氏は、日本のPCゲームはまだまだ未成熟であると指摘。「PCゲーム大国である中国は、ゲームの総売上が約256億ドル。中国ではモバイルゲームを隙間時間にプレイし、PCゲームはのんびりプレイするといった風に、プレイスタイルが確立している」と言います。さらに、日本でPCゲームを出せないのは、海外企業からするとジレンマがあると続けました。
▲Sincetimes日本法人・取締役の森昭生氏
北村氏は、自社のゲームである『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』の認知度向上が目的だったことを明かします。本作のアニメ第2期の放送に合わせ、メディアミックスをしていくという展望も述べられました。
▲オルトプラス・ゲーム事業本部長の北村紀佳氏
「新規IPの世界観や、物語を出来る限り多くの人に楽しんでもらいたい」と語る川口氏。フォワードワークスのオリジナル作品『ソラとウミのアイダ』PC版の配信が2018年春以降に決まっており、ゲームへの接点を増やすという部分を重視した結果だと語りました。
プラットフォームにDMM GAMESが選ばれる理由とは?
続いてのテーマは、DMM GAMESを選んだ経緯について。
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