注目タイトル『逆転オセロニア』のマーケティング戦略を探る 10ヶ月に及んだ“伸び悩み”と転機とは

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の2017年度 第2四半期決算説明会において、月商10億円超えが明らかとなった『逆転オセロニア』(関連資料)。ノンIPのオリジナルタイトルにも関わらず、一躍大ヒットタイトルとして脚光を浴びています。

2016年2月にリリースされた『逆転オセロニア』は、オセロをモチーフとしつつも、キャラクター同士の連携スキルで、より高い戦略性と一発逆転のスリルを楽しむことの出来るスマートフォン向けリアルタイム対戦ゲームです。早い時期から人気YouTuberを起用した動画施策を開始するなど、他社の一歩先を行くマーケティングを展開してきた業界人注目のタイトルでもあります。

今回「Active Media」では、そのマーケティングの仕掛人である『逆転オセロニア』の宣伝プロデューサー・氏家裕行氏にインタビューを敢行。動画施策の狙いやオフラインイベントに込めた思いなど、マーケターとしてのこれまでの取り組み、そして来年に向けた展望まで詳しくお話しを伺いました。

 

一貫した“逆転・対戦・観戦”マーケティング

株式会社ディー・エヌ・エー
ゲーム・エンターテインメント事業本部
Japanリージョンゲーム事業部 宣伝部
氏家裕行

 

――:本日はよろしくお願いします。TVCMや動画施策など多彩なマーケティングを展開している『逆転オセロニア』ですが、氏家さんの役割やチームの体制を教えて下さい。

氏家裕行氏(以下、氏家):私は、『逆転オセロニア』専任の宣伝プロデューサーを務めています。TVCMからデジタルマーケティングまで幅広く取り組んでいますが、その全体の戦略を策定することが主な役割です。

 

――:マーケティング全体を統括する立場でいらっしゃるんですね。

氏家:はい。色々なKPIを見ながら、幅広いマーケティングチャネルの中から実施施策を判断しています。

 

――:『逆転オセロニア』と言えば、ファンイベントの開催が特徴的ですが、リアルイベント施策も氏家さんがリーダーとして関わっていらっしゃるのでしょうか。

氏家:リアルイベントは『逆転オセロニア』にとって特に重要な施策として捉えていまして、実は私の他にプロジェクトオーナーがいるんです。

 

――:なるほど。重点分野には専任のプロデューサーが配置されているんですね。

氏家:そうですね。動画やリアルイベントには専任のプロデューサーがいて、私自身も『逆転オセロニア』専任の宣伝プロデューサーという位置付けです。こういう体制はDeNAならではかもしれません。

 

――:『逆転オセロニア』のプレイヤー層はどのような人が多いのでしょうか。

氏家:厳密な調査は行っていませんが、恐らく男女比は7:3ぐらいで、10代から30代の比較的若い方にたくさんプレイしていただいているようです。オフラインイベントでもその年齢層の参加者が一番多いのですが、一方で、小学生くらいのお子様からご年配の方もいらっしゃって、想像以上に幅広い層に親しまれているタイトルだと思います。

 

――:年齢層の高いプレイヤーもいるのは意外ですね。

氏家:えぇ、私も予想外でした。オセロニアン(『逆転オセロニア』プレイヤーの愛称)同士、年齢の壁を超えて対戦を楽しんでもらえているようで、本当にマーケター冥利に尽きますね。

 

――:今思えば、『逆転オセロニア』がリリースされた頃は人気IPを起用したタイトルが次々と生まれた時期でもあります。厳しい市場環境でオリジナルタイトルの『逆転オセロニア』が成長していくために、どのようなコンセプトでマーケティングをプランニングされたのでしょうか。

氏家:『逆転オセロニア』にはあらゆる場所で約束している3つの体験があります。それは

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