gumi、第2四半期は売上高139億円の増収を記録 国内の新作は苦戦を強いられるものの、海外版『タガタメ』が好調な滑り出し

【決算概要】

 株式会社gumiは12月8日に2018年4月期第2四半期の決算を発表した。第2四半期連結期間(2017年5月1日~10月31日)の業績は、売上高139億7007万円(前年同期比23.9%増)、営業利益4億1885万円(前年同期比25.7%減)、経常利益3億5257万円(前年同期比42.2%減)、四半期純利益1億8366万円(前年同期比66.2%減)となった。

 第2四半期単体で見ると、売上高69億4600万円、営業利益2億円、経常利益1億4600万円、四半期純利益8800万円だった。売上は、新規タイトルの売上寄与はあったものの、『誰ガ為のアルケミスト』等一部既存タイトルが減収し、QonQ(前四半期比)で若干の減収に。営業利益は、プロモーションの強化により販管費が大幅に増加し、QonQで若干の減益になったが引き続き黒字を継続している。

(出典)2018年4月期 第2四半期 決算説明資料 p3

(出典)2018年4月期 第2四半期 決算説明資料 p4

 

【事業状況】

 同社の主な事業は、ネイティブアプリサービスに特化したモバイルオンラインゲームの開発・運営を手掛ける。同社子会社の株式会社エイリムが配信している『ブレイブ フロンティア』のほか、他社と共同開発したタイトル『ファントムオブキル』や『誰ガ為のアルケミスト』、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』を運営している。

 まず当第2四半期連結累計期間のモバイルオンラインゲーム事業では、売上高139億7007万円(前年同期比23.9%増)、営業利益5億4839万円(前年同期比2.7%減)となった。

 2013年7月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア(日本語版)』及び同年11月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア(海外言語版)』の売上が配信開始後の期間経過に伴い減少。一方、2014年10月に配信を開始した『ファントム オブ キル(日本語版)』、スクウェア・エニックスと共同開発し2015年10月に配信を開始した『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)』及び2016年6月に配信を開始した『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS (海外言語版)』、2017年4月に配信を開始したオリジナルタイトル『クリスタル オブ リユニオン(日本語版)』等、既存タイトルが好調に推移し売上増加に寄与した。

 また、2017年7月、8月配信の新作タイトル『スマッシュ&マジック』『カクテル王子(プリンス)』『セレンシアサーガ:ドラゴンネスト』は苦戦を強いられるも、同年11月配信の『誰ガ為のアルケミスト(海外言語版)』は好調な滑り出しを記録した。

 他方、『ファントム オブ キル(日本語版)』及び『誰ガ為のアルケミスト』のTVCMの放映及び新規タイトルのリリースに伴う初期プロモーションにより広告宣伝費が増加し、販売費及び一般管理費が増加している。

 VR/AR事業は、引き続き国内外の有力企業への投資を実行。戦略的投資を通じた高品質なコンテンツの開発も順調に進捗しているという。

 当第2四半期連結累計期間においては、Tokyo VR Startups株式会社及び第1四半期連結会計期間に新たに設立したNordic VR Startups Oy等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のVR/AR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供。

 また、同社グループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってきた。この結果、営業損失は1億2953万円となった。

 

【見通し】

 2018年4月期の連結業績予想(2017年5月1日~2018年4月30日)は、売上高205億7000万円(前年同期比9.8%増)、営業利益4億1800万円(前年同期比66.2%減)、経常利益3億5200万円(73.9%減)としている。

(出典)2018年4月期 第2四半期 決算説明資料 p8

 なお、足元を含む第3四半期単体の業績予想は、売上高が2017年7月、8月に配信を開始した3タイトルの寄与が限定的となることを想定し、66億円というQonQで減収を見込む。営業利益と経常利益は、広告宣伝費が大幅な減少を見込むものの、パイプラインの増強による開発費の大幅な増加等を想定し、ゼロを見込むとのこと。

 ここからは各タイトルの業績予想も見ていこう。

 『ブレイブ フロンティア(日本語版)』及び『ブレイブ フロンティア(海外言語版)』は、配信後の期間経過を考慮しMAU(Monthly Active Users – 月間アクティブユーザー数)は減少することを見込んでおり、ARPMAU(Averege Revenue Per Monthly Active User -ユーザー一人当たりの平均月間売上)も低下することを想定。そのため、第2四半期に比べて約20%の売上高減少を見込んでいるという。

 『ファントム オブ キル(日本語版)』は、3周年施策の実施等によりARPMAUは概ね同水準を見込むものの、プロモーションが限定的であることからMAUが減少することを想定。そのため、第2四半期に比べて約10%の売上高減少を見込んでいる。

 『誰ガ為のアルケミスト(日本語版)』は、MAUは概ね同水準を見込むものの、2周年施策の実施等によりARPMAUが上昇することを想定。そのため、第2四半期と比べて約15%の売上高増加を見込んでいる。

 『クリスタル オブ リユニオン(日本語版)』は、ARPMAUは概ね同水準を見込むものの、有力IPとのコラボ施策の実施等によりMAUが増加することを想定。第2四半期と比べて約5%の売上高増加を見込んでいる。その他の既存タイトルは、足元のKPIを鑑み、売上高を設定。なお、新規タイトルは保守的な売上高を設定している。

 今後のパイプラインは、今冬配信予定の『ブレイブ フロンティア2』をはじめ、6本ものオリジナルタイトルを開発中。他社IP系は1本開発が進行している。

(出典)2018年4月期 第2四半期 決算説明資料 p16

(出典)2018年4月期 第2四半期 決算説明資料 p17


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