gumi、第3四半期単体は前四半期比で増収増益を記録 4Q以降は『ブレイブ フロンティア2』の売上寄与を見込む

【決算概要】

 株式会社gumiは3月9日に2018年4月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期連結期間(2017年5月1日~2018年1月31日)の業績は、売上高210億5384万円(前年同期比12.4%増)、営業利益11億5271万円(前年同期比7.0%減)、経常利益10億3560万円(前年同期比23.4%減)、四半期純利益8億3225万円(前年同期比24.4%減)となった。

 第3四半期単体で見ると、売上高70億8300万円、営業利益7億3300万円、経常利益6億8300万円、四半期純利益6億4800万円だった。売上は、『誰ガ為のアルケミスト』や『クリスタル オブ リユニオン』等既存タイトルが好調に推移したほか、海外版『誰ガ為のアルケミスト』も貢献し、QonQ(前四半期比)で増収を記録。営業利益は、開発費が増加したものの、広告宣伝費が大幅に減少し、QonQで大幅な増益となった。

(出典)2018年4月期 第3四半期 決算説明資料 p3

(出典)2018年4月期 第3四半期 決算説明資料 p4

 

【事業状況】

 同社の主な事業は、ネイティブアプリサービスに特化したモバイルオンラインゲームの開発・運営。同社子会社の株式会社エイリムが配信している『ブレイブ フロンティア』をはじめ、他社と共同開発したタイトル『ファントム オブ キル』や『誰ガ為のアルケミスト』、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』を運営している。

 第3四半期連結累計期間のモバイルオンラインゲーム事業は、売上高210億5354万円(前年同期比12.4%増)、営業利益1億3490万円(前年同期比8.8%増)となった。

 2013年7月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア(日本語版)』及び同年11月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア(海外言語版)』の売上が配信開始後の期間経過に伴い減少。一方、スクウェア・エニックスと共同開発した『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)』及び『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS (海外言語版)』、『誰ガ為のアルケミスト』、『クリスタル オブ リユニオン』等、既存タイトルが好調に推移し売上増加に寄与した。また、2017年7月、8月配信の新作タイトル『スマッシュ&マジック』『カクテル王子(プリンス)』は苦戦を強いられるものの、大型アップデートやコラボ施策を実施し、ユーザーベースの拡大を図っているとのこと。

 他方、一部の既存タイトルのTVCMの放映及び複数の新規タイトルのリリースに伴う初期プロモーションの実施により広告宣伝費が増加したこと等により、販売費及び一般管理費が増加。

 VR/AR事業は、引き続き国内外の有力企業への投資を実行。戦略的投資を通じた高品質なコンテンツの開発も順調に進捗しているという。

 第3四半期連結累計期間では、Tokyo XR Startups株式会社及び第1四半期連結会計期間に新たに設立したNordic VR Startups Oy等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のVR/AR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供。

 また、同社グループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってきた。この結果、売上高は30万円、営業損失は1億9634万円となった。

 

【見通し】

 2018年4月期の連結業績予想(2017年5月1日~2018年4月30日)は、売上高272億5300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益6億5200万円(前年同期比60.4%減)、経常利益5億3500万円(69.1%減)としている。

(出典)2018年4月期 第3四半期 決算説明資料 p8

 通期売上は、既存タイトルが好調に推移したことに加え、新規タイトルの売上貢献により前年同期比(YonY)で増収を見込むという。営業利益、経常利益は、新規タイトルの開発強化に伴う開発費の増加及び運用タイトルの増加に伴う広告宣伝費の増加を想定し、YonYで減益に。

 第4四半期単体では、2018年2月に配信を開始した『ブレイブ フロンティア2』の売上寄与を見込むものの、季節要因等による既存タイトルの減収を想定し、QonQで減収を見込むとのこと。営業利益、経常利益は、複数の新規タイトルの配信に伴うプロモーションの実施等による広告宣伝費の大幅な増加等を想定し、QonQで減益に。

 最後に新作タイトルの現況を見ていこう。

 『ブレイブ フロンティア2』は、全世界3,300万ダウンロードを達成した大ヒットタイトル『ブレイブ フロンティア』の正統進化したシリーズの続編。配信後1週間で50万ダウンロードを突破した。また、ガチャシステムを廃止し、有償アイテムでユニットを購入するという新たな課金手法を導入。こうした仕様の中、リリース後、App Storeのセールスランキングでトップ40入りを果たすというスマッシュヒットを記録した。なお、一作目『ブレイブ フロンティア』のサービスも継続し、ユーザーの相互流入を図っていくという。

 また、2on2対戦が楽しめるハイスピードアクションゲーム『ドールズオーダー』は、両OSとも3月28日より正式ダウンロードを開始した。配信2日で10万ダウンロードを記録。

(出典)2018年4月期 第3四半期 決算説明資料 p17

 今後のパイプラインは、前述した『ドールズオーダー』をはじめ、5本ものオリジナルタイトルを開発中。他社IP系は1本開発が進行している。

(出典)2018年4月期 第3四半期 決算説明資料 p16


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