目指すは業界の健全な発展!アドフラウドの実態とその対策【SESSION3-B #1】

(左からBulbit株式会社の山田氏、adjust株式会社の佐々氏、株式会社ファンコミュニケーションズの二宮氏、Momentum株式会社の高頭氏)

2018年4月19日、東京・渋谷にてスマートフォンゲームのマーケティングイベント「Next Marketing Summit 2018」が開催された。

第2回目の開催となる「Next Marketing Summit」は、800人のマーケターと業界関係者が一同に集う大規模なビジネスイベント。当日開催されたセッションのうち、本稿ではB会場で行われた「目指すは業界の健全な発展!アドフラウドの実態とその対策」の様子を紹介する。

登壇者は、adjust株式会社の佐々直紀氏、株式会社ファンコミュニケーションズの二宮幸司氏、Momentum株式会社の高頭博志氏の3名が揃い、モデレーターはBulbit株式会社の山田翔氏が務めた。

【登壇者情報】
<スピーカー>
佐々 直紀 – Naoki Sassa

adjust株式会社
カントリーマネージャー
2000年からデジタルマーケティングに参入し、ショッピングモール、ショッピングサーチ、リターゲティング、DMP等、ECを中心に複数の事業の立ち上げを経験。2015年からアプリリターゲティング広告を通じて、徐々にアプリ領域へ入り始め、2016年よりアプリ計測へと専門領域を移す。2016年11月よりAdjustに入社、現在15名で更に拡張中の日本チームのカントリーマネージャーとしてビジネス拡大を推進中。

二宮 幸司 – Koji Ninomiya

株式会社ファンコミュニケーションズ
取締役
大学卒業後ファンコミュニケーションズに入社。A8.net営業、新規事業開発セクションを経て2010年スマートフォンアドネットワークnendを立上げ。2013年4月執行役員、2015年3月取締役就任。現在は、ファンコミのアドテクノロジー領域のサービス部門、開発部門、子会社を管掌している。

高頭 博志 – HIroshi Takatoh

Momentum株式会社
代表取締役
1989年生まれ。2013年、慶應義塾大学 文学部卒業。在学中に、オーマ株式会社にてクラウドファンディングサービス「READYFOR?」の立ち上げを経験。その後グリー株式会社に入社。新規事業や、GREEプラットフォームのディレクション等に従事。2014年9月に国内で唯一のアドフラウドソリューションを開発・提供するMomentum株式会社を創業。2017年7月KDDIの関連会社のSyn.ホールディングスグループにジョインし、アドベリフィケーション領域においてさらなる事業展開を進める。

<モデレーター>
山田 翔 – Sho Yamada

Bulbit株式会社
CEO
1985年生まれ。2007年にアドウェイズに入社後、2013年7月にBulbit株式会社を設立しCEOに就任。これまでの10年間でアドウェイズの創業事業でもある「JANet」のプロダクト責任者や「AppDriver」、「PartyTrack」などのスマートフォン広告の先駆けとなるサービスを手がけ、現在は全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の開発/推進に力を入れている。また、2016年6月よりアドウェイズの取締役にも就任しアドウェイズグループの新規事業開発や事業投資も担当している。

 

■広告配信においてアドフラウドが起こるポイント、そして対策

山田:皆さんこんにちは。今日は「アドフラウドの実態とその対策」ということで、Bulbitの山田がモデレーターとなり、ここにいらっしゃる皆さんと、アドフラウドの実態と、どういうふうに考えていけばいいかをお話させていただきたいと思っています。それでは簡単にお一人ずつご挨拶をいただければと思います。

佐々:こんにちは、Adjustの佐々と申します。アプリの流入分析、ログデータ送信、アドフラウドツールなどのプラットフォームを運営しています。私は2000年からアドテク業界におりまして、2016年からこのアプリのメジャーメントの専門で動いています。本日はよろしくお願いします。

二宮:ファンコミュニケーションズの二宮と申します。nendというアドネットワークサービスを展開しています。皆さんは業界の方ですので、ある程度昨今のニュースでご存じかもしれませんが、我々のサービスが、過去にSSP経由で海賊版サイトに配信されていたということで……。テーマがアドフラウドということで、「お前が言うんじゃねえよ」というお話もあるかもしれませんが、関わった顧客の皆様も含めて、ご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。信頼回復というところも含めて、今までやってきたことを再度強化していきます。今日は実際の実態を含めて、お話していきたいと思います。

高頭:Momentum代表の高頭と申します。私2014年にMomentumを創業し、アドフラウドを含む、アドベリフィケーションという領域でサービスを提供しています。昨年の7月にKDDIグループのSyn.ホールディングスグループにジョインしまして、幅広い課題解決を図っております。今日のセッションテーマにもなると思うんですけど、業界全体、すべてのレイヤーで関わってくることなので、排斥運動を常に考えております。

山田:それでは、本題に入らせていただきます。そもそもアドフラウドについて、各々見ている箇所が違うので、若干認識が揃っているような、揃っていないようなところがあると思います。一応、Web担当者フォーラムから引っ張ってきたのですが、アドフラウドというのは“広告詐欺”のことです。広告主にとって望ましい成果に全く繋がらない、詐欺的な広告の消化がされているものを指します。というのが広く一般的に認知されていることだと思います。一旦今日のセッションでは、この言葉の定義に則って議論していきたいです。

実態・対策ですが、今の言葉の定義だけでもなかなか整理が難しいと思ったので、まずは私のほうで実態をスライドでまとめてみました。広告配信といっても、登壇されている方々も含めて色々なプレイヤーがいます。まず実際に広告が表示されてから、クライアントさんの意図する成果地点にたどり着くまでに様々なポイントがあり、色んな不正が行われているのが現状です。

まず、メディアさんの掲載を偽る不正のところから、実際の表示を偽る不正、恣意的にクリックやインストールを作ったり、はたまたアプリの場合だとインストールしてからの課金だったり起動だったりのデータを不正に送ったりと。大体まとめるとこの5層になっていると思います。

この記事は会員限定記事です。

NEXT MARKETING会員ログイン

メールアドレスとパスワードを入力してください。

会員登録(無料)すると続きをご覧いただけます。

今すぐ登録(無料)

※Active Sonarにご登録いただいている方は、メディア会員の登録は不要です。ログイン後に、記事をお読みいただけます。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!