長期運営タイトルから見るマーケティング戦略 イベント「超長期ゲーム運営サミット」を取材

 

グリーとファンプレックスは、5月10日(木)にイベント「超長期ゲーム運営サミット」を開催。本イベントは二部形式となっており、第一部ではセミナー形式の講演を、第二部では「“5年後生存率”向上委員会 vol. 1」と題したパネルディスカッションを行いました。

イベント冒頭では、超長期ゲーム運営サミット責任者であるグリー株式会社の馬場貴之氏が登壇し、本イベントの趣旨について説明。

▲グリー株式会社 超長期ゲーム運営サミット責任者 馬場 貴之氏

本イベントのテーマは、ずばり“超長期 運営力”。そもそも運営とは、コンテンツを提供し続けることにあります。言わば、セールスランキング上位を維持しているタイトルは、単純に“ヒットした”という言葉だけでは片付けられず、“運営力”の賜物だといえます。どんなヒットタイトルでも伸ばし続けるのは困難だが、復調させていく施策は必ずあります。

こうした中で、5年以上ヒットを維持し続ける超長期運営タイトルにフォーカスし、イベントでは「マーケティング戦略」「PLチューニング」「ユーザーリレーションシップ」という3つの視点から超長期運営のノウハウを紐解いていきます。

 

続いて、 フラー株式会社 事業戦略室長 岡田雄伸氏が登壇し、「長期運営タイトルの市場攻略率とは?3~5年を振り返って見た市場の難易度」について話してくれました。

▲フラー株式会社 事業戦略室長 岡田雄伸氏

岡田氏は、アプリ市場分析サービス「AppApe」を用いて「超長期運営」の難易度を数値で説明。たとえば、2013年11月時点の売上 TOP 100のアプリが2018年2月の売上TOP 100に入っている割合がたったの12%と発表すると、会場内からはどよめきが上がりました。

「長期運営アプリの継続的成功は狭き門」と岡田氏が語るように、セールスランキングの顔ぶれも大きく変わっています。

▲こちらは過去と現在のMAUランキングTOP10の比較です。LINEタイトルは変わらず安定してユーザーを抑える一方、直近は『Fate/Grand Order』や『荒野行動』などコアタイトルが上位を連ねているのが特徴です

さらに、過去と現在のセールスランキング及びMAU(Monthly Active Users – 月間アクティブユーザー数)比較をジャンル別推移で行ったところ、パズルやスポーツゲームのヒット率が高い傾向にあることが分かりました。  

さて、ここからは 第一部として各企業によるセミナー形式の講演に移ります。

 

① モバイルソーシャル運営最長11年のマーケット戦略について

▲グリー株式会社 釣り★スタ プロデューサー 高松 亘平氏

トップバッターを飾ったのは、モバイルソーシャルゲーム運営最長11年を誇る『釣り★スタ』のプロデューサー・高松氏。言わずと知れた『釣り★スタ』は、現在6000種類にも及ぶお気に入りの釣り竿で、様々な種類の魚を釣る本格釣りゲーム。「世界初のモバイル向けのソーシャルゲーム」として紹介(※「ICTことば辞典」(三省堂)2015年6月発行)されるなど、サービス提供開始から今年で11周年を迎え、総登録者数は約1350万人にも上ります。

『釣り★スタ』は、2007年にガラケー版がリリースされ、その後2011年にスマホ版をリリースしています。今回のセミナーでは、直近2~3年(2016~2018年)の運営施策について語ってくれました。というのも、それまでは定期的なTVCM放映とプラットフォーム「GREE」からの流入で成長してきました。「近年はさらなる成長に向けスマホ版のプロモーションに注力し、UU数増加を狙ってきた」と、現在における『釣り★スタ』の取り組みについてコメント。

▲11年目を迎えた現在はなんと“再成長軌道”とのこと

高松氏は、長期運営の秘訣として

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