アカツキ、第1四半期の売上高は前年同期比6.4%増の47億円 『ドッカンバトル』は海外で過去最高水準の単月売上高を達成

【決算概要】

 株式会社アカツキ82日に発表した20193月期第1四半期 (201841日~630日)決算は、売上高473700万円(前年同期比6.4%増)、営業利益144100万円(前年同期比34.6%減)、経常利益141300万円(前年同期比36.8%減)、当期純利益98000万円(前年同期比39.1%減)となった。

 売上高は、2017年度リリースタイトル及びライブエクスペリエンス(以下、LX)事業の貢献により、前年比で増加。一方、営業利益は、主に『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)の減収と、広告宣伝費の増加により減益。なお、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の足元は国内外19の国と地域でストアセールスランキング1位を獲得し、強い勢いを回復している。

(出典)2019年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p8

(出典)2019年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p9

 

【事業状況】

 アカツキは、主力のゲーム事業において、既存タイトルの拡大と新規タイトルの投入に注力してきた。

 同社が開発を務める『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、20183月期第4四半期における3周年イベントの反動減により、前四半期比で減収減益に。しかし現状は、第2四半期以降への仕込み期間のため大規模イベントが無い中でも、売上高・ユーザーベース共に底堅く推移している。また、前述しているように、各国でセールスランキング1位を獲得しており、海外では過去最高水準の単月売上高を達成。

 2017年度にリリースした『八月のシンデレラナイン』(配信・開発:アカツキ)、『アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!』(配信:バンダイナムコエンターテインメント)、『新テニスの王子様 RisingBeat』(配信:ブシロード)の3タイトルは、運用の改善と追加開発を進めることで、更なる成長を目指してきたという。

 『八月のシンデレラナイン』は、球春祭等の大型キャンペーンや新選手追加により堅実に伸長したほか、6月後半から1周年施策によりユーザーベースが大幅回復。『アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!』は、エイプリルフール施策の実施、及び継続した楽曲追加によりユーザーベース拡大。他方、ブライダルイベントや新アイドルとしてSSRアイドル「FRAME」を追加する等し、セールスランキングTOP30入りを継続的に記録した。

 『新テニスの王子様 RisingBeat』は、6月丸ごとキャンペーンによりユーザーベースが堅調に推移したほか、「JUNE DESTINY~扉を開けて~」というイベント&ガチャ施策を実施し、セールスランキング18位を記録。また、同作は20185月に台湾・香港・マカオにて繁体字版をリリースした。

 海外ゲーム事業は、主力の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』で大型イベントが無いにもかかわらず、前四半期比で増収増益を記録。

(出典)2019年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p13

 一方、LX事業については、リアルエンターテインメント領域への取り組みを積極的に行っており、201711月にこの領域におけるオリジナルコンテンツ創出を目的として買収した2社(株式会社ASOBIBA及び株式会社アプト)を201841日に経営統合し、株式会社アカツキライブエンターテインメント(以下、ALE)として、当第1四半期連結会計期間より連結子会社化している。

 ALEでは、サバイバルゲームフィールド「ASOBIBA」や、パーティクリエイションサービス「hacocoro」、チーズレストラン「DAIGOMI」等を展開。パーティー事業やケータリング事業における成長により、売上高が増加したと同時に、利益改善の取り組みを行い黒字化達成。

 アウトドア・レジャー専門の予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」は、ブランド認知・拡大を狙ったブランドリニューアルと運営メディアの刷新を行った。その効果もあり、売上高・主要KPI共に前年同期比で成長を続けているという。

 

【見通し】

 20193月期の業績予想は、「適正かつ合理的な数値の算出が困難」として非開示。第2四半期以降の取り組みは下記の通り。

 ゲーム事業は、更なる成長に向けて、既存タイトルへの投資を積極的に継続。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』を筆頭に、新作3本も引き続きユーザーベース拡大を目指し、開発と運用改善に継続して取り組んでいくとのこと。また、ゲームとのシナジーを期待した戦略的な取り組みとして『八月のシンデレラナイン』のアニメ化を決定。

 なお、新作パイプラインは、今年度下期のリリースに向けたふたつのIPタイトル、及び来年度以降リリースに向けた新規タイトルの開発を計画通りに進捗しているという。

 LX事業は、リアル領域にテクノロジーを活用することで、世界中のユーザーの心を大きく動かす新しい体験の創出に複数チャレンジしていくとしている。イベント事業では、SEKAI NO OWARIのライブステージに巨大迷路を複合させたリアル脱出ゲームや、横浜大世界アートリックミュージアムにおけるホラーイベントの開催を予定している。

(出典)2019年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p19


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