ミクシィ、2019年3月期第1四半期は売上高28.3%減の減収減益 しかし7月『モンスト』のMAUは上昇に転じる

【決算概要】

 株式会社ミクシィは、89日に20193月期第1四半期決算を発表した。第1四半期(201841日~630日)の累計連結業績は売上高3456,100万円(前年同期比28.3%減)、営業利益は1102,900万円(前年同期比45.4%減)、経常利益は1102,800万円(前年同期比45.2%減)、純利益は729,400万円(前年同期比46.8%減)と減収減益となった。

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p9

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p10

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p12

 

【事業状況】

エンターテインメント事業

 『モンスターストライク(以下、モンスト)』を主力とするエンターテインメント事業は、第1四半期累計でセグメント売上327900万円(前年同期比27.3%減)、セグメント利益は1319,000万円(前年同期比37.4%減)となった。

 国民的IP化を掲げている『モンスト』では、国内外でTVCMや屋外広告等のプロモーション、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップ、オリジナルアニメの配信等を展開。また、グッズ販売等を行う常設店舗は、東京・渋谷店に加え、新たに大阪・心斎橋にオープンした。ゲーム利用者数は、2018年3月に全世界で4,500万人を突破。

同社は引き続きユーザーの期待に応えるべく、サービスのライフタイムの長期化を目指し、アプリ内外でのユーザー還元の実施、映像・ソフトウェアの充実、マーチャンダイジング等のゲーム以外の領域の確立、新規タイトル等の開発を行うことによって、エンターテインメント事業のさらなる発展を図っていくという。

 第1四半期の『モンスト』のトピックスでは、20184月に「スター・ウォーズ」と初コラボ、5月にアニメ「銀魂」と初コラボ、6月に「養老乃瀧グループ」とコラボ第2弾を展開。YouTube上で配信されている「モンストアニメ」は、6月に世界累計再生回数が2.5億回を突破し、7月には新シリーズを公開していくという。

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p15

630日、71日には、幕張メッセ国際展示場16ホールにおいて、「XFLAG PARK2018」を開催。応募者10万人以上、来場者4万人以上、YouTube LIVEでの視聴数約450万と過去最高を記録した。また、629日には前夜祭として、幕張メッセ国際展示場12ホールにて「XFLAG FREAK2018 Presented by MONST NIGHT」を開催。「XFLAG PARK2018」等各種施策により、7月に入ってからは『モンスト』のMAUが上昇に転じているとのこと。

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p17

ライフスタイル事業

ライフスタイル事業では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」が、2018年7月に利用者数300万人を突破。また、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」は、6月に累計300万ダウンロードを突破した。なお、チケットフリマサービス「チケットキャンプ」については、2018年5月をもってサービス提供を終了 

この結果、当事業の売上高は185,100万円(前年同四半期比43.0%減)、セグメント損失は42,400万円の赤字(前年同四半期はセグメント利益83,000万円の黒字)となった。

(出典)2019年3月期第1四半期 決算説明会資料 p22

 

【見通し】

 20193月通期の業績予測は、売上高1,750億円(前年同期比7.5%減)、営業利益480億円(前年同期比33.7%減)、経常利益480億円(前年同期比34.0%減)、当期純利益310億円(前年同期比25.8%減)を見込んでいる。

 同社における現在の経営方針は、「得意領域に経営資源を集中させる」「事業ドメイン:コミュニケーションサービス」としている。得意領域とは、ライブエクスペリエンス、メディア、デジタルエンターテインメント、スポーツ、ウェルネスという5領域を選択し、今後も経営資源を集中していくとのことだ。

 投資方針は「新たな事業の柱の構築に向け、事業開発及びM&A35年で1,000億円規模の投資をする」という。デジタルエンターテインメントは、『モンスト』の国民的IP化と新たなIPの創出のために投資予算110億円。ライブエクスペリエンスは、“リアルに盛り上がれる場の創出”を目指し、新規店舗のオープン、各リアルイベントの企画・拡大で投資予算10億円。そしてスポーツでは、同業界とのリレーション構築及び支援先クラブの成長加速につき投資予算10億円としている。

デジタルエンターテインメント領域以外の投資ボリュームは相対的に少ないが、今後勝ち筋が見えたタイミングで拡大のためのアクセルを踏んでいくという。

 なお、“新たなIPの創出”では、ニンテンドー3DS×スマートフォンでマルチプレイが楽しめる新作アクションゲーム『モバイルボール』を2018年冬に配信予定。本作は、親子が本気でぶつけあえる場を提供することで、“遊びを通したコミュニケーションを促進したい”、 という想いから開発しているという。

(出典)プレスリリースより


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