ボルテージ、2018年6月期は国内女性向けタイトルの大幅な売上減 当面は固定費削減に重きを置きつつ売上微増を目標とするスマート運営を維持

【決算概要】

 株式会社ボルテージは8月14日に2018年6月期の決算を発表した。通期(2017年7月1日~2018年6月30日)の実績は、売上高73億9,100万円(前期比16.2%減)、営業利益10億4,200万円の赤字(前期は1億4,100万円の黒字)、経常利益10億6,700万円の赤字(前期は1億5,800万円の黒字)、最終損益13億2,800万円の赤字(前期は2,400万円の黒字)と、大幅な赤字へ転落した。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p4

 

【事業状況】

 ボルテージは、海外向けタイトルを含め多数のゲームアプリを運営しているが、国内向けに開発された日本語表記の女性向けゲームが事業の柱。ゲームへの親和性に応じてユーザーをカジュアル層、コア層、中間のカジュコア層に分類し、それぞれに対応する形でラインナップが構成されている。

 カジュアル層には『100シーンの恋+(プラス)』『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』などの読み物型、カジュコア層にはアバター要素が付与された「恋愛ドラマアプリ」シリーズ、コア層をターゲットしたタイトルとしては、収集・育成要素のある『アニドルカラーズ』を展開している。また、海外向けには英語表記のタイトル『Lovestruck:Choose Your Romance』等を展開しており、現在のラインナップを整理すると以下の図のようになる。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p12

 今期の減収減益については、国内女性向けタイトルの大幅な売上減が直接の原因としている。英語表記の女性向けタイトルと男性向けタイトルの売上は増加しているものの、主力タイトルの不調を埋め合わせるには至らなかった。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p5

 費用面では、第1四半期にTVCMなど積極的な投資を行ったが、その後は投資するタイトルを絞って広告規模の適正化が図られた。また、人材採用を抑制するなど労務費等の固定費の削減が進み、売上原価を前年の80%まで圧縮した。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p6

 

【見通し】

 2019年6月期通期の連結業績予想は非開示。第2四半期までの累計の業績予想のみ公表されている。2019年6月期第2四半期の累計業績予想は、売上高36億円(前年同期比3.7%減)、営業損益2億5,000万円の赤字、経常損益2億5,000万円の赤字、最終損益2億6,000万円の赤字を見込む。

 当面は固定費削減に重きを置きつつ、売上微増を目標とするスマート運営を維持するという。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p11

 新規タイトルは『あやかし恋廻り』が今秋リリースを予定しているほか、CD・DVDなどのグッズ販売、イベント開催などゲーム外の施策にも注力し、ユーザー体験の最大化を目指すとしている。

(出典)2018年6月期 決算説明会資料 p20


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