モバイルファクトリー、主力『駅メモ!』のDAUをはじめ第3四半期累計の売上高・営業利益が過去最高を更新

【決算概要】

 株式会社モバイルファクトリーは10月19日に2018年12月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期までの累計(2018年1月1日~2018年9月30日)は、売上高21億3,500万円(前年同期比22.2%増)、営業利益5億8,400万円(前年同期比7.1%増)、経常利益5億8,300万円(前年同期比9.6%増)、純利益4億200万円(前年同期比9.6%増)となった。第3四半期累計の売上および営業利益としては過去最高を更新。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p7

 第3四半期単体(2018年7月1日~9月30日)では、売上高7億6,600万円(前四半期比3.4%減)、営業利益2億1,100万円(前四半期比10.5%減)、経常利益2億1,100万円(前四半期比10.3%減)、純利益1億4,600万円(前四半期比10.5%減)となっている。6月に主力タイトル『ステーションメモリーズ!』(通称:駅メモ!)の運営4周年記念イベントを実施し、その反動で前四半期比は減少した。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p8

 

【事業状況】

 スマートフォン向けの位置情報ゲームに強みを持つ同社は、『ステーションメモリーズ!』で運営4年目にしてDAUが過去最高を更新するなど、強みである位置情報ゲームが収益基調を支えている。アニメ作品や他社ゲームタイトルとのコラボレーションのほか、地方の鉄道会社と共にゲームを通じた地方創生にも取り組み、継続率を重視したゲーム運営が奏功した。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p17

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p18

 その結果、位置情報ゲームを含むソーシャルアプリによる売上は5億8,900万円、前年同期比73.1%増にまでなった。同社は第3四半期までの進捗としては想定通りとしている。なお、広告投資は抑制されており、その中で過去最高のDAUを達成したことは注目に値する。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p12

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p14

 一方、2017年3月にリリースした位置情報ゲーム『レキシトコネクト』は今年9月19日にサービスを終了した。しかし、『レキシトコネクト』の一部データはブロックチェーン技術を利用した分散型アプリケーションDApps(ダップス:Decentralized Applicationsの略)として保全され、サービス終了後もキャラクターなどの情報を閲覧できるようになっている。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p16

 これは、モバイルファクトリーの子会社でブロックチェーン関連サービスを開発・提供するビットファクトリーの「HL-Report」によるもので、これまで失われていたデータがユーザーの新たな資産となる可能性が示唆されている。

 

【見通し】

 2018年12月期の連結業績予想は非開示。市場の変化が激しく、ブロックチェーンを活用した新規サービスも不確実性が高いことから適正な予想が困難であるためとしている。

 新作タイトルの発表はなく、『駅メモ!』と『駅奪取』シリーズで継続率を重視した運営に注力する。また、ブロックチェーン関連サービスでは、DAppsでゲームを遊ぶことのできるモバイルユーザー向けアプリ『Quragé(クラゲ)』と、開発者向けのサービス『Uniqys Kit』を含む「Uniqys Network(ユニキス ネットワーク)」(https://uniqys.net/ja)の開発・運営に重点を置き、利用者の拡大を図ると発表している。

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p22

(出典)2018年12月期 第3四半期 決算補足資料 p21


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