GameWith、第3四半期売上高は前年同期比13.1%増の7.5億円 3月にインドのeスポーツ大会の企画・運営企業GamingMonk社に新規投資

【決算概要】

 株式会社GameWithが 3月28日に発表した2019年5月期第3四半期(2018年6月1日~2019年2月28日)決算は、累積で売上高23億2,800万円(前年同期比19.3%増)、営業利益6億1,700万円(前年同期比33.0%減)、経常利益6億1,500万円(前年同期比33.0%減)、当期純利益4億1,700万円(前年同期比36.4%減)となった。

 第3四半期の売上高は7億5,300万円となり、前年同期比で13.1%成長を達成。第3四半期の営業利益率は15.1%。戦略投資等調整後の営業利益率で25.4%と、2017年5月期第1四半期以来の水準に。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算説明会資料 p6
(出典)2019年5月期 第3四半期 決算説明会資料 p4
 

【事業状況】

 同社は、ゲーム情報メディア「GameWith」において、①ゲームを有利に進めるための情報を提供する「ゲーム攻略」、②ゲームを見つけるための情報を提供する「ゲームレビュー」、③ゲームユーザー同士で交流できる機能を提供する「コミュニティ」、④ゲームタレントがYouTube上で行う「動画配信」、という主な4つのコンテンツの提供と充実を図ることに経営資源を投下することで、「GameWith」のメディアの価値を高めている。

 同社の事業は、上記コンテンツをサイトの利用者に提供し、そこに表示される広告枠を販売することにより収益を得ている。

 当第3四半期累計期間においては、広告媒体のWebサイトを多数集めて形成される「ネットワーク広告」において、ページビュー数が落ち込むものの、2017年5月期より取り組んできた広告運用体制の構築により広告単価が改善。

 また、特定のゲームタイトルにおいてより多くの情報や動画など付加価値の高い広告枠を制作し同社サイトで提供する「タイアップ広告」においても、主にゲーム会社各社からの需要が高く、堅調に推移した。商材別売上高の構成では、タイアップ広告売上の構成比率は前年同期比で24.1%から28.2%に上昇。引き続き、売上のポートフォリオを強化し、1つの商材に依存しない強固な収益モデルを構築できるようになった。

 一方、既存事業に加えて新規事業及び海外展開においても積極的に人材採用を推進した結果、主に人件費に関連する費用やブロックチェーンゲーム開発等新規事業に関する費用が増加。

 同社では、国内ゲーム業界の市場環境の変化についても指摘。ゲームアプリ市場全体に占めるTOP15タイトルの売上比率は2016年から2018年にかけて減少してきた。同時に、ゲームタイトル別のMAU(Monthly Active User)ランキングTOP15においても、従来の攻略ニーズがあるタイトル数が減少。今後は、バトルロイヤル等のプレイヤースキルが求められるタイトルへの対応を強化していくとしている。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算説明会資料 p14
 

【見通し】

 2019年5月通期の業績予測は、売上高31億5,400万円(前年同期比17.8%増)、営業利益9億500万円(前年同期比22.5%減)、経常利益9億400万円(前年同期比22.6%減)、当期純利益6億2,300万円(前年同期比23.6%減)を見込んでいる。

 同社では、中期事業戦略目線として2021年5月期に売上高55億円超を目指している。現在の進捗としては、収益を支える国内既存事業は安定成長を図り、海外展開の主要言語である英語圏で事業性評価が完了し、事業開発を加速。そのほか、新規事業であるブロックチェーン事業、eスポーツ事業の展開も加速していくとのこと。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算説明会資料 p18

 2018年7月にリリースした英語版「GameWith」は、リリースから7ヶ月で月間1,300万PVを達成。英語版国別PV数では58.7%を北米ユーザーが占める。取扱いタイトル数を拡充し、今後も順調にPV数を拡大していくという。

 eスポーツ事業では、既存の『クラッシュ・ロワイヤル』に加え、新たに『FORTNITE』及びコンシューマ格闘ゲームの2タイトルでeスポーツチームを組成。『クラッシュ・ロワイヤル』では、2018年シーズン1にてアジア2位と躍進。さらに米国で開催の世界的な格闘ゲーム大会「Genesis6」において、同社所属のZACKRAY選手が世界Best5入賞。eスポーツにおける、さらなるGameWithの認知度向上を目指すとしている。

 ブロックチェーン事業では、既報の通り、株式会社Kyuzanとの共同開発でブロックチェーンゲーム『EGGRYPTO(エグリプト)』を開発中。決算資料では、開発画面のイメージを公開(※画面は開発中のもの。実際のゲーム画面とは異なる場合がある)。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算説明会資料 p22

 そのほか新規投資として、2019年3月にインドのeスポーツ大会の企画・運営企業GamingMonk社に新規投資、高い経済成長が見込まれるインド市場に先行的に進出した。インド政府主導による通信環境整備や廉価スマートフォンの普及等により、今後のゲーム市場の成長が期待される。


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