シリコンスタジオ、開発推進・支援事業の売上高は前年同期比で20.9%増 Google社の新ゲームプラットフォーム「Stadia」への対応準備も進行

【決算概要】

 シリコンスタジオ株式会社は4月5日に2019年11月期第1四半期の決算を発表した。第1四半期連結期間(2018年12月1日~2019年2月28日)の業績は、売上高11億5,600万円(前年同期比5.2%増)、営業損失500万円の赤字(前年同期は3億6,400万円の赤字)、経常損失600万円の赤字(前年同期は4億100万円の赤字)、当期純利益1,000万円(前年同期は4億100万円の赤字)と増収・赤字幅縮小となった。

(出典)2019年11月期 第1四半期 決算説明会資料 p4
 

【事業状況】

 シリコンスタジオは、大きく分けて開発推進・支援事業、人材事業からなる。

開発推進・支援事業

 ミドルウェアライセンス販売の売上高は、第1四半期連結会計期間に見込んでいた一部案件にて、クライアントの要望により前第4四半期連結会計期間に売上計上したことによる反動等で減収となった。

 受託開発の売上高は、計画通り大型案件の納品が完了したこと等により増収。また、注力分野である自動車業界向け事業の売上高についても増収、ネットワーク構築・運用等のサービスを提供するソリューション売上についても増収となった。

 以上の結果、売上高は6億6,800万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は3,600万円(同782.7%増)となった。

 なお、直近では、同社のゲームエンジン「OROCHI 4(オロチ4)」と、レンダリングエンジン「Mizuchi(ミズチ)」が、PlayStation4向けゲームタイトル『アークオブアルケミスト』(開発:コンパイルハート)、スクウェア・エニックスのゲームタイトル『LEFT ALIVE』等で採用されたことを明らかにしている。

人材事業

 人材事業は、前年度に引続き人材派遣及び紹介件数が堅調に推移。派遣先企業で稼働中の一般派遣労働者数は延べ798名(前年同期比6.1%増)、有料職業紹介の成約実績数は65名(前年同期比18.2%増)となった。

 以上の結果、人材事業の売上高は4億4,800万円(前年同期比11.6%増)、セグメント利益は8,900万円(前年同期比10.7%増)となった。

(出典)ゲーム業界専門求人紹介・転職支援サービス「シリコンスタジオエージェント」より

 また、前年度より継続している他社と協業を行っているコンテンツタイトルについては、若干の利益が発生しており、「その他」のセグメントに計上している。なお、既報の通り、コンテンツ事業は、2018年7月4日付でコンテンツ事業を会社分割(簡易新設分割)により新設会社に承継させたうえで、新設会社の株式の90%を株式会社クリーク・アンド・リバー社に譲渡し、事業から撤退済みとなっている。
 

【見通し】

(出典)2019年11月期 第1四半期 決算説明会資料 p9

 2019年11月期の連結業績予想(2018年12月1日~2019年11月30日)は、売上高49億2,400万円(前年同期比1.6%減)、営業利益1億2,100万円(前年同期は7億7,100万円の赤字)、経常利益1億1,500万円(前年同期は8億400万円の赤字)、当期純利益1億1,400万円(前年同期は7億1,500万円の赤字)を見込んでいる。

 先日、Google社が発表した新たなゲームプラットフォーム「Stadia」において、同社ミドルウェア「YEBIS」と「Enlighten」を対応させるべく、現在準備を進めており、今夏頃までに対応完了する見通しという。本件に関連する売上、費用等は2019年11月期業績予想に織り込み済のほか、同社はこの取り組みについて、「新たなゲームプラットフォームができたことにより、ビジネスチャンス拡大を期待」としている。


【関連リンク】



 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

IR 決算情報