UUUM、第3四半期は全事業で増収を達成 アドセンス売上は30億円と前年同期比で倍に成長

【決算概要】

 UUUM株式会社は 4月12日に2019年5月期第3四半期の決算を発表した。第3四半期連結期間(2018年6月1日~2019年2月28日)の業績は、売上高134億9,382万円(前年同期比69.4%増)、営業利益9億9,707万円(前年同期比117.2%増)、四半期純利益6億1,846万円(前年同期比140.4%増)となった。

 第3四半期単体(2018年12月1日~2019年2月28日)で見ると、売上高47億4,700万円(前年同期比153%)、営業利益2億7,600万円(前年同期比138%)、四半期純利益1億6,700万円(前年同期比171%)となり、売上に関しては全事業で増収を達成。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p6
(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p8

 引き続き今期は、新たなクリエイターの獲得や育成、クリエイターを活用したプロモーションビジネスの拡大など、事業基盤の強化に努めるほか、チャンネル運営、イベント、グッズといった新規事業の更なる拡大にも注力するとのこと。

 なお、第3四半期の販管費は、社員増加・賞与制度開始に伴う人件費、求人費、のれん償却費を中心に増加した。
 

【事業状況】

 UUUMは、大きく分けて自社サービス(自社チャンネルやゲーム等)、クリエイターサポートその他(グッズ、イベント、音楽等)、広告(企業とのタイアップ案件)、アドセンス(YouTubeからの収益)という4つの事業からなる。

第3四半期の売上高は、自社サービスが1億9,400万円、クリエイターサポートその他が4億2,700万円、広告が11億700万円、アドセンスが30億2,000万円だった。なかでもアドセンスの売上高は、前年同期比で倍近くの成長を見せている。

 UUUMは、HIKAKINさんをはじめ、はじめしゃちょーさん、佐々木あさひさんなど日本トップクラスのYouTuber(クリエイター)が所属。商品レビューやお笑い、ビューティー、ゲーム実況など多種多様な数千名以上ものYouTuberネットワークを築いており、商材とクリエイターの相性のマッチングにこだわったプロモーションを広く深く展開できるのが特徴だ。

 期末所属チャンネル数及び3ヵ月合計動画再生回数推移では、第2四半期で再生回数を落としたものの、全体的に右肩上がりが続いている。第3四半期では、チャンネル数が7,586チャンネル、3ヵ月合計動画再生回数が約110億回を記録。動画プラットフォームは、夏と冬の長期休暇などの季節に変動するものだが、季節性変動に影響なく推移している。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p11

 なお、チャンネル登録者数ランキングでは、TOP10をUUUM所属のクリエイターが9組ランクインしている。TOP100に拡げてみると、37組がランクイン。国内のチャンネル登録者数をいかにUUUMのクリエイターが占めているのかが分かる。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p12

 ここからは事業のトピックスを中心に紹介していこう。

 まずは、事業拡大に伴う人員増加への対応と、従業員の多様な働き方を実現するため、2020年の春を目途に本社を「東京ミッドタウン」へ移転することを発表。また、2019年4月よりUUUM初の地方拠点となる宮崎オフィスを開設した。

 そしてトップクリエイターであるHIKAKINさんの4つのYouTubeチャンネルの総再生回数が、UUUMクリエイターでは初めて100億回を突破。2006年12月にYouTubeチャンネル「HIKAKIN」を開設してから、12年2ヵ月余りでの達成となる。4チャンネルの総登録者数は1,430万人以上(2019年3月31日現在)にのぼる。

 ゲーム事業に関しては、2018年9月13日に提供開始したオンライン・サバイバルゲーム『青鬼オンライン』が、開始から約5ヵ月で累計200万ダウンロードを突破。2018年11月にUUUMに加入したワタナベマホトのスキンも追加され、さらなる盛り上がりを見せている。

 そのほか、「U-FES. TOUR 2019」を全国10都市で開催決定したことを発表、2018年11月に買収したLMND(レモネード)に経営資源を投下、ソーシャルメディアマーケティングに強みを持った株式会社ガーブーとの資本業務提携などの取り組みを実施。
 

【見通し】

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p14

 2019年5月期の連結業績予想(2018年6月1日~2019年5月31日)は、売上高190億円(前年同期比61.9%増)、営業利益11億円(前年同期比53.4%増)、経常利益10億9,400万円(前年同期比55.4%増)、当期純利益6億6,000万円(前年同期比62.4%増)としている。

 同社の成長戦略は、より広範囲のクリエイター(インフルエンサー)をサポートするほか、動画広告からエンタメ・ECなど、インフルエンサー経済圏の拡大、新しいメディア及びコンテンツへの挑戦だ。現在は、動画広告市場が拡大するなか、UUUMは市場を上回る売上成長を実現している。

(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p31
(出典)2019年5月期 第3四半期 決算補足資料 p34

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