
2019年4月16日、東京・新宿にてスマートフォンゲームのマーケティングイベント「Next Marketing Summit 2019」が開催されました。
第3回目の開催となる「Next Marketing Summit」では、業界の第一線で活躍するマーケッターや広告代理店などによるセッションをはじめ、業界人同士の交流を目的とした国内最大級のアプリマーケティングイベントです。
当日開催されたセッションのうち、本稿ではC会場で行われた「急成長アプリのマーケティング・グロース戦略最前線!」の様子を紹介します。登壇者は、JapanTaxi株式会社の中川祥一氏、株式会社AppBrewの中川亮氏、株式会社エウレカの中村裕一氏の3名。モデレーターは、株式会社ネクストマーケティングの祭原祐が務めました。
(前半の記事は下記よりご覧ください)
【登壇者情報】
<スピーカー>
中川 祥一 – Shoichi Nakagawa
JapanTaxi株式会社
マーケティング部 部長 / 配車UX事業部 事業部長
中川 亮 – Ryo Nakagawa
株式会社AppBrew
Marketing Manager
中村 裕一 – Hirokazu Nakamura
株式会社エウレカ
取締役CPO/CMO
<モデレーター>
祭原 祐 – Yu Saihara
株式会社ネクストマーケティング
代表取締役社長
■成長面で最も効果が望めるのはTVCM
祭原:マーケティング施策が各社違っていて面白いですね。マーケティングでグロースさせたという話でしたが、みなさんどのようなKPIを置かれていますか?
中川(祥):「JapanTaxi」アプリでは、いくつかあるなかで配車を重視しています。タクシーに乗りたい人とタクシー会社をいかに引き合わせるかが重要です。
年末や雨の日など、タクシーに乗りたくてもつかまらないことも多いと思います。マーケティングとしてはそこを課題として捉え、タクシー会社さんに供給をしっかりしてもらうための施策をやらなければなりません。そうした理由で配車面の徹底をゴールに設定しています。
中川(亮):「LIPS」はユーザーにどれだけアプリを頻繁に使ってもらえるかを重視しており、全体としてはDAUやMAU、DAU/MAU比率を見ています。それらに紐付いてマーケチームとして追っているのはCPIと7日後の起動率です。これらをいかに最適化できるかという観点で施策編成や役割分担を行っています。
中村:見ているものはたくさんありますが、会社全体としてはMAUが一番ですね。チーム内では、それらを伸ばすために話しています。結局、背景としてネットワーク外部性が強いので人が居ないと始まりません。
どれだけアクティブな人がたくさんいても、リテンションしない人を取っても意味ないし、CPIだけ厚くしても仕方がないという理由もあり、細かいKPIを持ち出すと脱線してしまうので「とりあえずMAUでいいよね」という感じで大きな枠組みを目標にしています。あとは、男女比ですね。そこは「JapanTaxi」さんの配車と似ています。
祭原:先ほど信頼性の担保という話が出ましたが、そこも数字化されていますか?
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