【Choice!成功のトリガー/プロデューサー篇】02.ポノス株式会社 『にゃんこ大戦争』 石橋廣樹

ゲームでユーザーを本気で笑わせたい。
“面白い”を真剣に考えるにゃんこ運用術

ゲーム業界で働くプロデューサーのキャリアに迫った企画「Choice!~成功のトリガー~ プロデューサー篇」。群雄割拠のゲームアプリ市場の中で、“ヒト・モノ・カネ”を主眼とした多岐に渡る業務を担うゲームプロデューサーですが、現在の市場、働き方、開発・運用・マーケティングについてなにを考えているのでしょうか。

本稿では、現場の責任者でもあるゲームプロデューサーの方々に、これまでのキャリアをはじめ、成功と挫折のエピソード、そこから得た知見・思想、そして今後に挑戦していきたいことなど、他メディアではなかなか語られない個人にフォーカスしてお聞きしていきます。

第2回目は、ポノス株式会社の石橋廣樹さんにお話を伺いました。

石橋さんは、“キモかわにゃんこゲーム”でお馴染みの『にゃんこ大戦争』のプロデューサーです。同作は2012年11月25日にリリースされ、現在7年目を迎えている長期運営タイトル。石橋さんも運営2年目のタイミングから関わっており、これまで数々のステージを生み出し、そしてにゃんこというキャラクターの魅力を世の中に打ち出していきました。

驚くべきなのが、『にゃんこ大戦争』は長期運営タイトルにも関わらず、無料ダウンロード及びセールスランキングにおいて、今なお上位にランクインしていること。我が道を突き進む『にゃんこ大戦争』、なぜこれほどまでに愛され続けるのでしょうか。そこには石橋さん、そしてプロジェクトチームの揺るがない共通認識がありました。

[Topics]
■『にゃんこ大戦争』に魅せられてポノスの門を叩く
■笑わせたら勝ち。猫は気のまま。同作が担う要素
■世間(マス)にリーチできる感覚を身に着ける
 

『にゃんこ大戦争』に魅せられてポノスの門を叩く

――:『にゃんこ大戦争』は現在運営7年目を迎えています。いわゆる“長期運営タイトル”ですが、石橋さんはいつごろから関わっているのでしょうか。

2013年10月ごろですね。かれこれ『にゃんこ大戦争』に関わって間もなく6年が経ちます。
 

――:ゲーム業界は長いのですか。

いえ、そうでもないです。現在僕は41歳なのですが、ゲーム業界に入ったのは30手前のとき。だからまだ10年そこそこですね。それも最初はプランナー職ではなく、キャラクターアニメーションを手掛けるデザイナーでした。
 

――:そうだったのですね。ということは、それまでは別の業界だったのですか。

いえいえ、フラフラしていただけです(笑)。個人でWEBやグラフィックデザインを学び、主に紙媒体のDTPの仕事をしていました。その後、本格的にCG技術を習得するために専門学校に通って、徐々にゲーム業界に足を踏み入れることになりました。
 

――:なるほど。学生時代は?

ずっとゲームしていました(笑)。当時は格ゲーブームの真っただ中で、ゲーセン通いの毎日でしたね。ゲームの遊び過ぎで、勉強は疎かにしてしまうし、当時は就職氷河期で当然ゲーム企業への就職もハードルが高かったので、新卒でゲーム業界に入ることは半ば諦めていました。ただ、「ゲームを作りたい」という気持ちは消えることがなかったので、一念発起し、そこから本格的にゲームの仕事に関われるようになりました。
 

――:キャリアのはじまりについても教えてください。

キャリアは任天堂の派遣社員として、Wii用ソフト『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のキャラクターアニメーションを担当したことがはじまりです。僕は奈良県の出身でしたので、その後も関西を中心にコンシューマタイトルを手掛ける企業のプロジェクトに関わることとなります。

そんな折、スマホゲームの波が訪れます。当時は『パズドラ(パズル&ドラゴンズ)』が大流行し、自身もスマホゲーム開発に興味を持つようになるのですが、当時関西には本格的にスマホゲームを事業としているところが少なかったのです。そこで思い切って上京し、スマホゲームを手掛ける企業に転職し、そこで様々なノウハウを学ぶことになります。
 

――:関西から東京、そして現在のポノス(本社:京都)に転職されることとなります。差し支えなければポノスの志望動機も教えていただけますか。

当時はまだ『にゃんこ大戦争』がリリースされてから1年ほど。ひとりのプレイヤーとして大好きな作品でしたので、ゲーム内の求人募集ページから応募しました。
 

――:え、ゲーム内に求人募集ページがあったのですか?

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