サイバーエージェント、17年ぶりとなる連結業績予想の下方修正 『ドラガリアロスト』と既存タイトルの不調が主要因

【決算概要】

株式会社サイバーエージェントは1月30日に、2018年9月期の連結決算を発表した。発表した決算は、売上高1,108億円(前年同期比13.2%増)、営業利益は53億円(前年同期比35.2%減)、経常利益は51億円(前年同期比33.7%減)、親会社に帰属する四半期純利益は9億円(前年同期比61.2%減)だった。

 

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.3

 

【事業状況】

株式会社サイバーエージェントは広告事業とゲーム事業等で利益を積み上げ、中長期の柱にすべくメディア事業に投資をしている。ゲーム事業に関して、下方修正の要因の1つとなった『ドラガリアロスト』については「経営陣がドラガリアロストに依存しすぎていた」と発表、またそれ以上に第1四半期は既存のタイトルが振るわなかった。

 

『ドラガリアロスト』は任天堂とCygamesによるiOS/Android向けのスマホアプリゲームであり、2018年9月27日に配信が開始、日本だけでなく香港・台湾・マカオ・アメリカでも同時にリリースされた。

 

 

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.20

 


(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.21

 

第2四半期に関しては、2,3月に予定している主力既存タイトルの周年イベントと、新規タイトルのリリースで回復を見込めるとしている。


(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.23

 

第1四半期の営業利益が落ち込んでいる(前年同期比43.4%減)のは、広告宣伝費が嵩んだことが主要因であった。

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.22

 バンダイナムコと配信予定のアプリゲーム『荒野のコトブキ飛行隊』はTVアニメを放送中。同社が手掛ける『Abema TV』でも配信を開始した。2019年冬に配信を予定しており、事前登録数は現在15万件を突破している。

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.24

 

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.25

 

【見通し】

同社の決算説明会では、17年ぶりとなる連結業績予想の下方修正を発表した。2018年10月25日に公表した業績予想は、ゲーム事業における新規タイトルの初速の好調さを確認し、見通しを公表していたが、想定を下回る実績のため連結売上高を前期比4.9%増の売上高4,400億円(前回予想4,700億円)に修正した。それに伴い、営業利益200億円(同300億円)、経常利益190億円(同290億円)、最終利益20億円(同50億円)となった。従来予想からの修正率は、売上高が6.4%減、営業利益が33.3%減、経常利益が34.5%減、最終利益が60.0%減だった。

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.11

(出典)2019年9月期第1四半期 決算説明会資料 p.12

 

「今考えられる悪材料をここで出し尽くしたい。ということで下方修正をさせていただきました。それによって営業利益200億という数字はもちろん上回ってやっていくつもりですので、今後出てくるニュースをポジティブなものにして、株式市場にも伝えていきたい」(藤田氏)

 

(出典)FY2019 1Q決算説明会(FRESH LIVE)

 

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